2007.08.20 Monday
インドのこと−その1<食べ物編>
暑い日が続きます。雲のほとんどない青空から遠慮なく降り注ぐ日差しの下にいると、ふと、昨年12月から今年3月にかけて、仕事で滞在したインドのことが思い出されました。
だいぶ前のことで恐縮ですが、何回かテーマを分けてインドで私が体験したこと、感じたことなどを書いてみたいと思います。個人でインドの旅行をご計画の方にも参考にしていただければ幸いです。
今回は、誰でも興味がありそうな食べ物の話題から。
さて、ここで、日本人がインドのレストランで必ず使うべき英語の表現を2つご紹介しましょう。
とても簡単です。
1. Mineral water, please. ミネラルウォーター、プリーズ
(ミネラルウォーターをください)
インドのレストランでは、日本と同じく、テーブルに着くとまずウェイターが水を持ってきてくれます。無料のこの水は、絶対に飲んではいけません。
必ず、封のされたボトル入りの水を頼みましょう。
インドの水はおおむね軟水と聞いているので、インドで採水しているボトル入りの水が果たして本当にすべてミネラルウォーター(硬水)かどうかは分かりませんが、ここで大切なのは、「安全な水を飲む」ということです。インドを訪れた日本人は、ほとんど例外なくお腹をこわします。一番の原因は、水や生ものです。
私はインド国内線の機内食の生野菜サラダを食べて食中毒になり、現地の病院に3日間入院しました。
2. Less spicy, please. レス スパイシー、プリーズ
(辛さ控えめでお願いします)
たとえ辛いもの大好きの方でも、はじめはまずこのように言うことをお勧めします。インド人と日本人では辛さの尺度が違います。インド人が少し甘めだなと感じるくらいの味付けでも、日本人には、たいてい十分に辛く感じます。インドの料理のおいしさは、辛さだけにあるわけではありませんので、ちょうどよい辛さで料理を堪能していただくのがいいと思います。せっかく頼んだのに、辛すぎて結局は残してしまった…では、もったいないですからね。
また、レストランでせっかく英語のメニューを持ってきてもらっても、料理の名前はインドの言葉をそのまま英語風の読みにつづりなおしただけ、説明も写真もなし、で結局どのような食べ物か、ほとんど検討もつかない、ということも多くありました。
メニューを見て料理の名前に「Tikka」と付くのは、辛い味付けをしてあるものなので、辛いものが苦手という方は覚えておくといいでしょう。「Aloo」と付けば、ジャガイモの入った料理です。
また、よくある誤解として「インドの料理って、カレーばっかりでしょう」という人がいますが、インドにはさまざまな料理があり、辛くないものもあります。以下、私が実際に食べたものの中から、いくつかご紹介します。
ドーサ(Dosa)
お米の粉で焼いたクレープ。私が大好きなインド料理のひとつです。中にポテトなどの具が入っています。具によっては辛い料理にもなりますが、マサラドーサ、チーズドーサは通常、ほとんど辛くありません。プレーンドーサといえば、具の入っていない生地だけ焼いたものが出てきます。
パオバジ(Pao Bhaji)
パンにトマトベースのソースをはさんだもの。よく、おやつとして食べます。ソース自体に辛い味付けはしてありませんので、辛味がほしい人は、青唐辛子をかじりながら食べます。
ベール(Bhel)
お米をポン菓子のようにしたものに、トマト、オニオンなどの野菜の刻んだものとスパイス、ソースを混ぜていただきます。おやつの部類に入りますが、結構お腹にたまります。これを食べてすぐに水分をとると、胃の中で米が膨れてお腹をこわすそうですが…私は正直、いつも何か飲みたくなります。
パニプリ(Pani Puri)
パニは、インドの言葉で「水」という意味です。直径3センチくらいのシューの頭に穴を開け、中にスープ、ヨーグルト、スパイスなどを入れて、ひと口で一気に食べます。
ポヘ(Poha)
フレーク状にしたお米でつくるチャーハンのような料理。ベジタリアンの家庭でよく朝食として食べられています。ピーナツと、仕上げに振りかけられるココナツの粉がほんのりと甘みを添えます(たいていの家庭では、生のココナツをその時使う分だけ専用の器具で削ります)。青唐辛子の輪切りが入っていますが、よけて食べれば辛くありません。
サンバル(Sambal)
色々な野菜が入ったトマトベースのスープ。よくドーサなどに添えて出されます。肉や魚のだしを一切使っていないのに、どうしてあれだけいい味が出るのか不思議です。店ごとにレシピがあるらしく、辛さの度合いや味付けは微妙に違います。私のお気に入りの味は、MumbaiのKohinor Hotelのものです。
滞在中は自炊をしていたので、地元のスーパーや八百屋によく行きました。野菜、豆類、お米、フルーツの種類は実に豊富で、ほぼ100%、Made in Indiaです。
インド人の多くがベジタリアンですが、これはインドの土地がいかに肥沃で、バラエティ豊かな作物が育つかを物語っていると思います。逆に砂漠の国やイヌイットの暮らすような環境の中では、ベジタリアンになろうといっても、無理な話です。また、肉を一切食べなくても、人間は太れるのだ、という実際の例をたくさん目にしました。
だいぶ前のことで恐縮ですが、何回かテーマを分けてインドで私が体験したこと、感じたことなどを書いてみたいと思います。個人でインドの旅行をご計画の方にも参考にしていただければ幸いです。
今回は、誰でも興味がありそうな食べ物の話題から。
さて、ここで、日本人がインドのレストランで必ず使うべき英語の表現を2つご紹介しましょう。
とても簡単です。
1. Mineral water, please. ミネラルウォーター、プリーズ
(ミネラルウォーターをください)
インドのレストランでは、日本と同じく、テーブルに着くとまずウェイターが水を持ってきてくれます。無料のこの水は、絶対に飲んではいけません。
必ず、封のされたボトル入りの水を頼みましょう。
インドの水はおおむね軟水と聞いているので、インドで採水しているボトル入りの水が果たして本当にすべてミネラルウォーター(硬水)かどうかは分かりませんが、ここで大切なのは、「安全な水を飲む」ということです。インドを訪れた日本人は、ほとんど例外なくお腹をこわします。一番の原因は、水や生ものです。
私はインド国内線の機内食の生野菜サラダを食べて食中毒になり、現地の病院に3日間入院しました。
2. Less spicy, please. レス スパイシー、プリーズ
(辛さ控えめでお願いします)
たとえ辛いもの大好きの方でも、はじめはまずこのように言うことをお勧めします。インド人と日本人では辛さの尺度が違います。インド人が少し甘めだなと感じるくらいの味付けでも、日本人には、たいてい十分に辛く感じます。インドの料理のおいしさは、辛さだけにあるわけではありませんので、ちょうどよい辛さで料理を堪能していただくのがいいと思います。せっかく頼んだのに、辛すぎて結局は残してしまった…では、もったいないですからね。
また、レストランでせっかく英語のメニューを持ってきてもらっても、料理の名前はインドの言葉をそのまま英語風の読みにつづりなおしただけ、説明も写真もなし、で結局どのような食べ物か、ほとんど検討もつかない、ということも多くありました。
メニューを見て料理の名前に「Tikka」と付くのは、辛い味付けをしてあるものなので、辛いものが苦手という方は覚えておくといいでしょう。「Aloo」と付けば、ジャガイモの入った料理です。
また、よくある誤解として「インドの料理って、カレーばっかりでしょう」という人がいますが、インドにはさまざまな料理があり、辛くないものもあります。以下、私が実際に食べたものの中から、いくつかご紹介します。
ドーサ(Dosa)
お米の粉で焼いたクレープ。私が大好きなインド料理のひとつです。中にポテトなどの具が入っています。具によっては辛い料理にもなりますが、マサラドーサ、チーズドーサは通常、ほとんど辛くありません。プレーンドーサといえば、具の入っていない生地だけ焼いたものが出てきます。
パオバジ(Pao Bhaji)
パンにトマトベースのソースをはさんだもの。よく、おやつとして食べます。ソース自体に辛い味付けはしてありませんので、辛味がほしい人は、青唐辛子をかじりながら食べます。
ベール(Bhel)
お米をポン菓子のようにしたものに、トマト、オニオンなどの野菜の刻んだものとスパイス、ソースを混ぜていただきます。おやつの部類に入りますが、結構お腹にたまります。これを食べてすぐに水分をとると、胃の中で米が膨れてお腹をこわすそうですが…私は正直、いつも何か飲みたくなります。
パニプリ(Pani Puri)
パニは、インドの言葉で「水」という意味です。直径3センチくらいのシューの頭に穴を開け、中にスープ、ヨーグルト、スパイスなどを入れて、ひと口で一気に食べます。
ポヘ(Poha)
フレーク状にしたお米でつくるチャーハンのような料理。ベジタリアンの家庭でよく朝食として食べられています。ピーナツと、仕上げに振りかけられるココナツの粉がほんのりと甘みを添えます(たいていの家庭では、生のココナツをその時使う分だけ専用の器具で削ります)。青唐辛子の輪切りが入っていますが、よけて食べれば辛くありません。
サンバル(Sambal)
色々な野菜が入ったトマトベースのスープ。よくドーサなどに添えて出されます。肉や魚のだしを一切使っていないのに、どうしてあれだけいい味が出るのか不思議です。店ごとにレシピがあるらしく、辛さの度合いや味付けは微妙に違います。私のお気に入りの味は、MumbaiのKohinor Hotelのものです。
滞在中は自炊をしていたので、地元のスーパーや八百屋によく行きました。野菜、豆類、お米、フルーツの種類は実に豊富で、ほぼ100%、Made in Indiaです。
インド人の多くがベジタリアンですが、これはインドの土地がいかに肥沃で、バラエティ豊かな作物が育つかを物語っていると思います。逆に砂漠の国やイヌイットの暮らすような環境の中では、ベジタリアンになろうといっても、無理な話です。また、肉を一切食べなくても、人間は太れるのだ、という実際の例をたくさん目にしました。
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